ココの日々:番外編「恋の時間」
2005-12-04T16:19:19+09:00
totobebe
オカメインコのココとの楽しい暮らし♪ Twitterではtobejucoでつぶやいています
Excite Blog
「恋の時間」撮影見学レポート その後
http://totobebe.exblog.jp/3861250/
2005-12-02T15:08:00+09:00
2005-12-04T16:19:19+09:00
2005-12-04T16:19:19+09:00
totobebe
番外編「恋の時間」
丸い頭と丸いからだ。
朝の体重104g。
10月29日にスタジオ見学をしたTBSのドラマ「恋の時間」スタッフから
「番組特製グッズ」が送られてきました。
かわいい赤のキャリーバッグでした!
写真を撮るために中身を入れてみたら、
パジャマ2組、セーター、スカート、クッション2つが楽々入りました。
2、3泊の旅行だったら、これで十分いけそうです。
ぶーちゃんマークとロゴが入っています。
ほかの方のブログを検索してみると、どうやら4色あって、
赤、黒、カーキ、ベージュの中から、あとからの見学の人は選べたそうです。
私が見学したときにはまだできていなかったので、
色は向こうが選んで送ってくれました。
黒やベージュもいいけれど、赤いのもかわいいよね。
これを引っ張って旅行に行けるのはいつかな?
そして、当日一緒に取材していた読売新聞の記者さんの記事も、
11月16日の夕刊に載っていたそうです。
私は旅行中だったのですが、妹が見つけてとっておいてくれました。
写真の真ん中には、私の後姿が写っていました。
やっぱり髪が多いし、おしりが大きい…私ってこんななのね。。
夜の体重、ついに110g!
ココちゃん、もう十分だよ~。
お互い、食べ過ぎに注意しようね。]]>
「恋の時間」撮影見学レポート その0
http://totobebe.exblog.jp/3739318/
2005-11-07T20:26:00+09:00
2005-11-07T20:29:29+09:00
2005-11-07T20:28:44+09:00
totobebe
番外編「恋の時間」
←左のカテゴリの下から2番目 『番外編「恋の時間」』 をクリックすると
その1~10までが順番に並びます。]]>
「恋の時間」撮影見学レポート その1
http://totobebe.exblog.jp/3703348/
2005-11-05T00:15:00+09:00
2005-11-07T09:48:09+09:00
2005-10-31T11:54:29+09:00
totobebe
番外編「恋の時間」
10月29(土)に、貴重な体験をしてまいりました。
緑山スタジオで、TBSのドラマ「恋の時間」の撮影見学をしてきたのです。
あぁ、エキサイティングでした!
ココのお話ではありませんが、どうぞしばらくおつきあいくださいね。
まずは、なぜこんなラッキーなことになったかのお話。
10月になり、ドラマが始まりだしました。
新聞やCMなどのドラマの紹介を見て、好きそうなものの第1回は見てみます。
「恋の時間」は、いつまでも若々しく美しい黒木瞳さんと、ほんわり優しいイメージが好きな大塚寧々さんが主演の姉妹もの、と言うので楽しみにしていました。
自分が四姉妹のせいなのか、姉妹が出てくるドラマや小説には、とても興味があるのです。
ところが第1回放送の10月23日(日)のその時間は、夫が買ってきたばかりのCDを楽しんでいたので、DVDに録画しておいてやっと見られたのが26日(水)でした。
黒木瞳さん演ずる独身のキャリアウーマンの姉と、大塚寧々さん演ずる主婦の妹の対比で、テンポよくドラマが進んでいきます。
姉妹でありながら、性格も生活も生き方も違うこと…自分たち姉妹に重ね合わせて見てしまいます。
母親である八千草薫さんが倒れ入院するエピソードでは、つい半年前の母のできごとを思い出し、あのときの気持ちがよみがえり、胸がつまるようでした。
そして、舞台となる公園は実家の近くの見覚えある公園だったり、懐かしい荻窪行きの関東バスが出てきたり、で、もう完全に引き込まれてしまいました。
個性的で素敵な俳優さんたちも多く出てきて、これからどんなことが始まるのだろう…と期待させます。
主題歌もエンディングの映像もロマンチックで美しく、うっとり気分が残るままパソコンを開き、公式HPを探し出しました。
キャストを眺め、第2話のストーリーを見て、来週を楽しみにして。
そして「ファンクラブ通信」と言うコーナーで、撮影見学の参加メンバーを募集しているのを見つけました。
もう第1回の撮影見学会は終わっていて、第2回のメンバーを募集しているところでした。
その参加条件は、見学レポートを自分のHP(ブログ)に載せられること。
勢いで、応募フォームに記入し、「ココの日々」のアドレスを書いて、送信してしまいました。
そのあとで我に返り、オカメインコのブログで応募するなんてマヌケ…と反省。
きっとダメだわ、と思っていたのです。
ところが翌日27日(木)、TBSの担当の方から電話をいただいたのでした。
私はびっくりして嬉しくて声が上ずっていたと思います。
そして29日(土)の4時に、緑山スタジオに行くことになったのです。
長い長い前置きは終わり。
さぁ、緑山スタジオでの午後が始まります!]]>
「恋の時間」撮影見学レポート その2
http://totobebe.exblog.jp/3703587/
2005-11-04T23:56:00+09:00
2005-11-07T09:48:45+09:00
2005-10-31T12:59:06+09:00
totobebe
番外編「恋の時間」
指定された時間のバスに乗り、一緒に降りた女性たちがその日の仲間たちでした。
待っていてくださった担当の女性二人に案内されて、初めて緑山スタジオの門をくぐりました。
とても近くに住んでいるのに、いつも外から眺めることしかできなかったので、中に入れただけでドキドキです。
紅く色づき始めた木々の向こうにガラス張りの建物が見えてきました。
雨上がりのひんやりした空気の中、
しっとりと濡れた道を案内されて建物に入ります。
静かな大きな建物です。
この中でどれだけ多くの人が働き、どれだけ多くの作品が作られていくのでしょう。
これからどんなことが待っているのか、期待で胸ははちきれそうです。
エレベーターに乗り、3階で降りました。
長く伸びている廊下は殺風景で静か、両脇にドアが並んでいて、まるで病院の廊下のようです。
でも、そのドアのひとつひとつを見ると俳優さんたちの名前が書かれた控え室であったり、壁に掛けられたホワイトボードにドラマの進行予定表(?)が書かれたりしていて、ここがスタジオの中であることを実感します。
そして私たちが案内されて入ったのはここ「記者室」と書かれた部屋でした。
中に入ると、外側のガラス張りの近代的な印象とは違って、レトロな雰囲気の部屋。
私たちは黒い革張りのソファに座り、担当の二人の女性の自己紹介を受けました。
ひとかたは、「恋の時間」のWEB担当の竹内さん、もうひとかたは新春ドラマ「里見八犬伝」のWEB担当で、今日は一緒に案内してくださる廣野さん。
そしてもうひとり、清水さんと言う男性のスタッフもいらっしゃいました。
この日の参加者は、女性ばかり6人。
見たところ、私が一番の年長者のようでした(+5~10歳くらい)。
まずは黄色い腕章と名前が入ったステッカーを配られました。
今日はこれからの時間、これを身につけて過ごします。
それから、読売新聞の男性の記者さんもこの日は同行すると紹介されました。
テレビ局のドラマ制作でこのような企画をするのは初めてだと言うことで、それについて記事にされるのだそうです。
このあと私も何度か記者さんから取材を受けることとなりました。
その記事は、11月の半ばに紙面に載るということです。
こちらも楽しみです。]]>
「恋の時間」撮影見学レポート その3
http://totobebe.exblog.jp/3709309/
2005-11-04T13:14:00+09:00
2005-11-07T09:49:45+09:00
2005-11-01T16:01:57+09:00
totobebe
番外編「恋の時間」
見学に関する同意書に記入し、あとで提出するアンケート用紙を受け取りました。
そしてお茶とお菓子を出していただいて、記者室で待機。
全速力でバス停まで走ってきた私は喉がカラカラで「お~い、お茶」をほぼ一気飲みしてしまいました。
まだみんな幾分緊張気味です。
今日は昼間のうちは、戸外でロケの撮影があったそうです。
夕方からはスタジオ入りしてセットで撮影。
今は俳優さんたちはその準備をしているそうですが、その間にまずセットの見学をすることになりました。
スタジオの中では私たちは写真を撮れません。
写真はプロのカメラマンにお願いして撮影していただくことになります。
メモと鉛筆、ハンカチだけを握り締めて部屋を出ました。
いよいよスタジオ入りです。
あの廊下を歩き、ひとつのドアをくぐるとスタジオへの道がありました。
手前には、待機するためのソファや着替え室、小物を置いてある棚があり、その奥の重い防音扉のむこうにスタジオがありました。
まず、高い高い天井にびっくり。
体育館よりも高いのではないかしら…。
(↑写真はクリックすると少し大きくなります)
そこに、縦横にレールが渡され、何百ものライトとプラグが吊るされています。
そのひとつひとつに番号がふってあります。
この番号で、位置や明るさ、点灯を指示するのだそうです。
その奥の左手に、これから撮影の見学をする焼き鳥屋さんのセットがありました。
それはもう~~本物の焼き鳥屋さんのようです!
(↑写真はクリックすると少し大きくなります)
煙の匂いが染み付いたような壁に貼られたお品書き。
使い込まれたテーブルや椅子。
すすけた柱と、掛けられた縁起物の瓢箪。
神棚や、壁のテレビもどこかで見たことのある風景のようです。
お酒のラインナップもなかなかの銘酒揃い。
年季の入った果実酒やにんにくのしょうゆ漬けも本物!
さぁ、何を注文しようかな~。
カウンターの内側には秘伝のたれが!
ガラスケースの中には本物のネタが並んでいました。
真っ赤に熾った炭火だって本物です。入り口の外はこんな感じ。
「鳥しん」は新橋あたりにある焼き鳥屋さん、と言う設定です。
棚に飾られたお土産や縁起物、よれよれの雑誌や新聞も積み重ねてありました。
横に小さな手洗い場のあるお手洗いの入り口だって本当の居酒屋さんのようです。
でもそのドアの向こうは空っぽ。壁の裏側はベニヤ板。ここはセットなのです。
そこへ本職の焼き鳥屋さんと、鳥しんのマスター役の泉谷しげるさんが登場!
ここに来て初めて見る俳優さんです。
これから「焼き鳥指導」があるのです。
黒木瞳さん演ずる雪枝の行きつけの鳥しんのマスターは手際よく焼き鳥を焼かなくてはなりません。
炭火の上で焼き鳥の串を返す動きやタイミング、手つきなど、プロの焼き鳥屋さんの指導が入ります。
焼き鳥屋さんが目の前でジュウジュウと串焼きを焼き始めました。
リハーサルや本番ですぐに焼き立てを出せるように、ある程度焼いておくのです。
広いスタジオに、おいしそうな匂いと白い煙が立ちこめます。
夕方と言うこともあり、おなかもグウグウと鳴ります。
どんどん焼かれていく焼き鳥を眺めていました。
焼きあがった何本かは、泉谷さんやスタッフへの差し入れに…。
いいなぁ~と眺めていたら、私たちにも1本差し入れが!
ジャンケンで勝ったふたりが試食できます。
6人で気合を入れてジャンケンポン!
なんと~~!いつもは一番に負ける私が勝ってしまった。
食欲の勝利でしょうか!?
トマトの豚肉巻きと言う珍しい串焼きは、ジューシーで香ばしくてとてもおいしかったです!
いつかこの焼き鳥屋さんを訪ねてみたいな。
こんなふうにね♪
このスタジオには、焼き鳥屋さんのほかにも、雪枝が経営する「セブンシーズ・ツアーシステム」のオフィス、八千草薫さん扮するお母さんが入院している病室、伊原剛志さん演ずる悟志の部屋、のセットができあがっていました。
これらのセットは、組み立てて撮影に使って終わったら、いちいち解体して、また使うときに組み立てるのだそうです。
こんなに本物のようにできているのに、置きっ放しではないのですね。
家具はもちろん、小物や事務用品の位置までそっくり同じにまた直すなんて大変。
お母さんの病室のセットで写真を撮っていただきました。
ベッドのそばのテーブルには「婦人公論」が乗っていました。
入院中のお母さんが読んでいる設定なのでしょう。
実は、私が一番お会いしたかったのが八千草薫さんだったのです。
この日はスタジオにはいらっしゃらなくて残念でした。
あのたおやかな体をここに横たえていらっしゃったのでしょうね。
その4に続く…]]>
「恋の時間」撮影見学レポート その4
http://totobebe.exblog.jp/3709869/
2005-11-04T10:04:00+09:00
2005-11-07T09:51:31+09:00
2005-11-01T18:56:55+09:00
totobebe
番外編「恋の時間」
私たちが焼き鳥屋さんのセットに夢中になっている間にも、スタッフの方々はこれから始まる撮影に向けて、準備に大忙しです。
サイズ別に分けてある青やオレンジや赤などのセロハンを、店の雰囲気や明るさに合わせてライトにかぶせたり、位置を調整したりするのです。
その横を通って、私たちは一旦記者室へ。
これからマイクや照明など、大きな機材のセットをするのだそうです。
「5時半からのドライ」まで、待機することになりました。
「ドライ」とは初めて聞く言葉でした。
これは、カメラを使わないリハーサルのことだそうです。
本番までの順序としては、本読み→リハーサル→ドライ→カメリハ→ランスルーそしてやっと本番、となるのだそうです。
6つもの工程があるのです。
中でもカメリハ(カメラを使うリハーサル)は大切で、時間の関係で他の行程を省くことはあってもカメリハをしないことはないそうです。
ひとつのドラマを作るのに、スタッフは100~150人くらいいるそうです。
プロデューサーや監督、演出、カメラ、音声…など、いつも大体同じメンバーがチームとなってドラマを作るのだと言うことです。
テレビで流されるドラマで見えるのは、俳優さんたちだけなのに、その裏に100人以上もの人がいたなんて、びっくりです。
それぞれの専門家が集まって、それぞれの技術を出し合って、ひとつの作品を作るのです。
これからどんな番組にせよ、テレビを見る目が変わってきそうです。
記者室では、このようなお話を清水さんやカメラマンの井上さんから聞かせていただきました。
記者室でいただいた「TBS宣伝マガジン」の写真を撮られたのも井上さんでした。
プロの専門的なお話はとても楽しくて引き込まれます。
さて、5時半。ドライが始まります。
私たちはまたスタジオへ。
中へ入ると、さっきよりもいっそう焼き鳥の煙がもくもくと濃くなっていて、霧がかかったように空気が白く見えます。
そしてもちろんおいしそうな匂いも…。
同じスタジオにあったオフィスやお母さんの病室、悟志の部屋まで焼き鳥の匂いがついてしまうのでは…と要らぬ心配をしてしまいます。
さっきまで私たちが入ったり、覗き込んだりしていた焼き鳥屋さんのセットは、今はたくさんのスタッフに囲まれていて、中が見えないほどです。
邪魔にならないように、オフィスのセットの中からドライを見守りました。
1、2、3…と囲んでいるスタッフを数えてみると、ざっと見ても30人以上。
セットの中で小物や椅子のチェックをしている方が金子監督だそうです。
そこへ焼き鳥屋さんのお客役のエキストラの方たちが登場。
どう見ても会社帰りの普通のサラリーマンたちです。
この方たちはセットの奥のテーブルを囲んで座りました。
そこへ白衣のマスター姿になった泉谷しげるさん登場!
う~~ん、「らしい」です。
すでに焼かれ始めている焼き鳥からは、ますます煙がもうもうと立ち上ります。
ムードはどんどん「夜の焼き鳥屋」になっていきます。
「セブンシーズ・ツアーシステム」の従業員役の4人が登場。
そして黒木瞳さんが登場!
美しい~~~。
黒いスーツ姿の黒木瞳さんは、想像していたよりずっっと細くて小柄な方でした。
それでも、これが女優のオーラと言うものなのか、光り輝いて見えるのです。
5人は並んでカウンターの椅子に座りました。
もうすぐドライが開始されると言うのに、マスターの後ろの壁の裏側では、大道具の方がトントントン!とぎりぎりまで釘をうって何か直していました。
いよいよ…緊張してきます。
ドライが始まりました。
「お疲れさまでした~!」と、黒木瞳さんたち5人が、空っぽのビールジョッキを持ち上げてカチンと合わせます。
そして、ぐい~っと一口飲むしぐさ。
それから5人の会話が始まり、マスターが空っぽの焼き鳥の盛り合わせ皿をカウンターへ出します。
歓声があがり、それぞれ串を持って食べるしぐさ、それから5人とマスターの会話。
シーンが進んでいく間、スタッフたちは台本と見比べながら、それぞれの持ち場のチェックをします。
時間にしてほんの数分のシーンのドライは終わりました。
もっと緊張感があふれてぴりぴりとした感じなのかと思ったのですが、終業後の焼き鳥屋さんという設定のせいか、意外となごやかなムードで進んでいきました。
ドライのあと、セットの直しが入りました。
酒瓶や小物の並び替え、照明やマイクの位置の微調節、カメラの位置…など、スタッフは活発に動きます。
カウンターの後ろの壁は、バリバリとはがされて、また何か直される様子でした。
この次は、カメリハです。
その準備がすむまでの間、私たちはまた記者室で待機することになりました。
部屋に戻るとき、大塚寧々さんの控え室のドアが開いていたので、歩きながら中を見てみました。
誰もいない部屋のテーブルの上にはキーボードが置いてありました。
寧々さんが演奏するのかな。
その5に続く…]]>
「恋の時間」撮影見学レポート その5
http://totobebe.exblog.jp/3713698/
2005-11-03T11:32:00+09:00
2005-11-09T08:03:41+09:00
2005-11-02T12:41:44+09:00
totobebe
番外編「恋の時間」
私は、いただいた「おーい、お茶」を飲み干してしまっていたので、廊下の向こうに見えた自動販売機まで飲み物を買いに行きました。
…普通の自動販売機です。値段も普通です。
アミノバリューを買いました。
自動販売機コーナーの向かい側はレストランでした。
廊下の窓から眺めてみると、レトロでシックな内部です。
お客はいないようでした。
(あとで伺ったところによると営業時間外だったそうです。私も入ってみたかった!)
さて記者室。
カメリハ、ランスルー、本番が始まるまでの間、質問したりお話を聞いたりしました。
音声は台詞だけは、その場で収録すると言うこと。
そのほかの音、たとえば焼き鳥が焼けるジュウジュウと言う音や店に流れているBGM、ほかのお客が歓談している声などは、台詞とのバランスを考えて、あとからつけるのだそうです。
よっぽどのことがない限り、アフレコはしないということでした。
それから、第1回の放送を見たときに私が気がついたこと。
ドラマの中で大塚寧々さん演ずる香里がアルバイトをしている「杉並区立北図書館」は、もちろん実在しないのですが、どこか杉並区のほかの図書館だろう、と思っていたのです。
でも、エンドロールで出てきた「撮影協力」は「所沢図書館」でした。
なんでまた、そんな遠いところに!と思って伺ってみたら、その所沢図書館の雰囲気がとてもよかったからなのだそうです。
そのほかの舞台となる場所でも、イメージに合ったロケ地を探すのには、ずいぶんと多く回って探すと言うことでした。
それぞれの場所にこだわりがあるのだと思いながらドラマを見るのもおもしろいと思いました。
そしてびっくりしたこと。
今日、撮影しているシーンは、もうこのあと1週間後に放送される第3話ということで、そのぎりぎりさ加減だけでも驚きなのですが、このドラマに関しては第4話以降はまだ台本もできていないと言うこと!
翌日(30日)放送の第2話の最後には、第3話の予告編が流されるはずなのですが、それだって今、撮影しているのですものね。
プロデューサーにも脚本家にも、最後がどうなるか分からないのだと言うのです。
さぁ、私たちが想像しているように進むのか、裏切られるのか?
カメリハの準備ができて、私たちはまたスタジオへと向かいました。
すっかりおなじみになった「鳥しん」のセットを覗き込むように、長いアームのマイクが3本ぶら下がっていました。
1本は雪枝が座る席の真上に、もう1本は他の従業員たちの席の上に、3本目はカウンターの中のマスターの上にありました。
マイクのひとつが当たってセットの照明がぶらぶらと揺れてしまうのを、音声の方が苦労して止めていました。
地震のように揺れている照明を、俳優さんたちが見上げているのが印象的でした。
カメラが回り始めたら、照明もぴたっと止まり、何事もなかったかのように物語が進んでいくのでしょう。
ドラマを見ながら、あの頭上にはマイクがあるのだと、私は思うのでしょうね。
照明も、本番と同じようにセットされました。
これまでとは明るさも雰囲気も違います。
温かみのある黄色みがかった光に、鳥しんは包まれました。
カメラは4台。
カウンターに座る5人を斜め横から見るように1台、カウンターの中から5人を見るように1台、マスターの後ろの壁の向こう側から1台(さっきはがしていた壁です)、そして店内の手前角に1台。
それぞれのカメラがそれぞれの持ち場を写し続け、モニターを見ながらTD(テクニカルディレクター)が切り替えをするのだそうです。
カメリハがスタートしました。
ドライのときにセットを囲んでいたたくさんのスタッフは、今はモニターの前で食い入るように見ています。
私たちからは、俳優さんたちの演技がさっきよりもよく見えるようになりました。
ドライと同じように、「お疲れさま~!」と乾杯する場面から始まります。
それでもまだジョッキの中は空です。
焼き鳥は本物でしたが、こちらも食べるまねだけ。
本物を使って、カメラ写りや位置を確かめるのが、カメリハなのです。
先ほどと同じように、雪枝が店を出る場面で、カメリハは終わりました。
モニターをチェックしていたスタッフは、細かい直しに入ります。
女優さんの髪をコームで丁寧に直し、メイクもチェック。
照明やマイクの位置も、再び調整されました。
本当に細かい仕事です。
カメリハが終わって、次はランスルーです。
その6に続く…]]>
「恋の時間」撮影見学レポート その6
http://totobebe.exblog.jp/3716987/
2005-11-03T00:37:00+09:00
2005-11-07T09:54:55+09:00
2005-11-03T01:08:28+09:00
totobebe
番外編「恋の時間」
カメラも照明も音声も、もちろん演技も本番と同じように進めます。
「お疲れさま~!」のジョッキの中にも、今度はビール(ノンアルコール飲料らしい)が入っていました。
ランスルーでは焼き鳥も本当に食べます。
実際に食べたり飲んだりして、その時間や台詞のタイミングをはかるのです。
なるほど、焼き鳥をどれくらい口に入れたら次の台詞に間に合うか、などのタイミングがありますものね。
いつまでももぐもぐしているわけにもいかない。
それでいて、ちゃんと楽しんでおいしく食べて見せなくてはいけない。
むずかしいものです。
台詞の言い方にも少し直しが入りました。
お人形のようにかわいいみどりちゃん(寛実さん)は「パチンコがフィーバーしたときが一番幸せ」なのだそうです。
それを恥ずかしそうに言うように、とね。
その映像は、実際に放送されるのと同じように、セットの外のモニターに映し出されていました。
スタッフが集まって真剣に見ています。
焼き鳥を食べながら顔を上げるタイミングと、カメラの切り替えのタイミングが合っていないようなのは、私にもわかりました。
こう言うところをチェックして、次からの本番では調整していくのでしょう。
それにしても、マスター役の泉谷しげるさん、おもしろいです♪
ドライからここまで1回1回台詞が違うみたい。
「あぁ、立ちくらみしちゃった」なんて今まではなかったからきっとアドリブですよね。
動きも大きくて魅力的で、目がひきつけられました。
本番では、どんな言葉が出てくるのか楽しみです。
ランスルーが終わりました。
いよいよ本番!
これは私たちは記者室で、モニターで見学することとなりました。
本番の緊張感に耐えかねて、余計な音を立ててしまってはいけませんものね。
ちょっとほっとしました…。
記者室で、私たちはソファに座り、モニターの画面を見ていました。
白い画面に、シーンやブロックのナンバーとTAKE1と言う文字が現れ、そして15秒からカウントダウン。
ドキドキドキ…。
ぱっと画面が現れ、何回も見た「お疲れさま~!」の場面。
今度は本番、もちろんビールもなみなみと入っています。
みんなぎゅ~っと飲んで、プハァー!
焼きたての焼き鳥盛り合わせもトンと出てきました。
「わぁ!」と歓声を上げ、串をとるセブンシーズ・ツアーシステムの面々。
黒木瞳さんも、1本の焼き鳥を取っていました。
さっきのランスルーとは違う種類の焼き鳥でした(我ながら細かい)。
さすがに食べる焼き鳥の種類までは脚本で指定されていないようです。
いろんな種類を食べてみたいものね、なんて親近感を感じてしまいました。
映っている映像は、いつもテレビで見ているものと同じよう。
これが今までいたスタジオで、たった今演じられているって不思議です。
TAKE1、うまくいったようだったけれど、これでOKなのかな。
と思ったら、直しが入って、TAKE2があるようです。
みどりちゃんの台詞も、「もう少し恥ずかしそうに」とのことでした。
監督のイメージがあるのでしょうね。
泉谷しげるさんの台詞はまた違っているように見えました。
でも、記者室で一緒にモニターを眺めていた竹内さん、廣野さんは「泉谷さん、ほとんど台本どおりにしゃべっているのですよ~。」と、台本を見せてくださいました。
ほんとだ。
「泉谷さんは、台本どおりでもいつもアドリブに聞こえちゃうんですよね。」だとか。
やっぱり楽しい泉谷さんです。
さて、次のTAKE2が始まるまでの間、焼き鳥は新しく焼き直しです。
本職の焼き鳥屋さんが入って、炭火でジュウジュウ焼いています。
それをまじめな顔でじっと見つめる黒木瞳さんや寛実さんの顔がモニターに映っていました。
こんなとき、何を考えているのでしょうね…。
そしてTAKE2が始まりました。
不思議。
いいと思ったTAKE1より、やっぱり画面がすっきりときれいに見えるのです。
カメラの切り替えや位置を直したのでしょうか。
台詞も聞きやすいように思えます。
あ、黒木瞳さんは、また違う串焼きだ!
もうこれで3本目です。
さらにTAKEが重なっていくと、どんどんおなかがふくれていきますよね。
大丈夫かな、と思ったら、このTAKE2で「OK!」でした。
やっと本番終了!
「はぁ~~~っ」と、モニターを見ていた私たちも、ほっとして大きくため息をついてしまいました。
私たちが最初から見学していた焼き鳥屋さんのシーン、ほんの数分のシーンがやっと撮り終わりました。
どれだけ時間がかかったでしょう?
本当に大変なことです。
これをつなぎ合わせてひとつのドラマが作られていくのですね。
その7に続く…]]>
「恋の時間」撮影見学レポート その7
http://totobebe.exblog.jp/3720901/
2005-11-02T23:59:00+09:00
2005-11-07T09:55:41+09:00
2005-11-03T23:11:31+09:00
totobebe
番外編「恋の時間」
今度は雪枝が経営する旅行代理店「セブンシーズ・ツアーシステム」のオフィスのセットでのドライ。
このセットは「鳥しん」の向側に作られていました。
まだ焼き鳥の匂いとかすかに煙が残るセットでの演技です。
テレビには、匂いが映らなくてよかった。
藤本静さん演ずる千絵ちゃんがミスをしてしまったようでした。
これを社長である雪枝がカバーし、そして「鳥しん」の場面へと続くようです。
時間を遡っているのです。
さっきまで焼き鳥を食べビールを飲んでいたなんてウソのように、白い光のオフィスでみんなきびきびと動いていました。
(↑クリックすると少し大きくなります)
この写真は、事前に撮っていただいたオフィスのセットです。
書類をあわてて出したのか少し開いたままの箱、ざっとそろえて置かれた書類、デスクの上のパンフレット、通電されてすぐに起動できそうなパソコン…たった今まで誰かがここで仕事をしていたようです。
本物そっくりのパンフレットにもちゃんと「セブンシーズ・システムツアーズ」の名前が入っていました。
コピー用紙などの事務用品のストックがシェルフに積まれているのもリアルです。
リアリティたっぷりのこのセットも、撮影が終わるとすべて分解されて、また次の撮影のときに、まったく同じように小物類が配置されるのです。
このシーンも本番以降は、記者室のモニターで見学しました。
新しくおなかもちのよさそうなお菓子が出されて、そろそろおなかがすいていた私たちは遠慮なく手を出しました。
お菓子をいただきながら、家でテレビを見ているようにモニターを見たのでした。
モニターに映っている女優さんたちは同じ言葉を繰り返し、同じ動きを繰り返し、そしてそのまわりでは何十人ものスタッフがいるのでしょうに、お茶の間気分の私たちは気楽なものです。
それでも、今ではワンシーンができるまでの苦労を知っています。
見守るように、みんな真剣に見ていました。
このシーンの本番が終わり、またオフィスでのシーン撮りが始まりました。
今度は、仕事を終えて帰ろうとする雪枝に、千絵ちゃんがミスをしてしまったことをこれから打ち明けるのか?と言う場面です。
オフィスのドアを開けた瞬間に千絵ちゃんと出くわすのです。
さっきの場面から、さらに時間は遡っていました。
時計が逆に回っているようで、不思議な感じです。
話の時間の流れとは関係なく、セットやもろもろの都合で前後されるのでしょう。
頭がこんがらがってしまいそう。
俳優さんたちのご苦労を思います。
これが、放送されるときには順番どおりにつながれて、きれいに時間も流れるのですね。
すごいなぁ~。
その8に続く…]]>
「恋の時間」撮影見学レポート その8
http://totobebe.exblog.jp/3722228/
2005-11-02T23:42:00+09:00
2005-11-07T09:46:15+09:00
2005-11-04T02:59:32+09:00
totobebe
番外編「恋の時間」
間もなく、八木康夫プロデューサーとの座談会が始まるのです。
ドキドキします。
「恋の時間」の担当の八木プロデューサーのことは、事前に少しだけ調べました。
数年前に熱心に見ていた、やはり黒木瞳さん主演の「恋を何年休んでますか」や、田村正和さんの「夫婦。」「パパはニュースキャスター」も八木プロデューサーが手がけられたとのこと。
それから、学生時代に大好きだった「青が散る」が、八木プロデューサーの初企画ドラマだったと言うことでした。
この不思議な雰囲気のドラマは本当に懐かしい…。
宮本輝の本を読むきっかけにもなったドラマだったのでした。
リストにずらりと並んだドラマは、そんなに多く見るほうではない私にも、覚えのあるものが多く、また親しみを感じていたものが多かったので、直接お話を聞けるのを楽しみにしていたのです。
現れた八木プロデューサーは、優しそうな普通のおじさん(ごめんなさい!)でした。
全員立ち上がって挨拶をしたあと、ソファに座ってしばし沈黙…。
「聞きたいことがあったのではないですか?」との清水さんの声に促されて、ちょっとずつみんなの声が出てきました。
ほんとのことを言うと、伺いたいことはいっぱいあったのですから。
以下、見学者(見)と八木プロデューサー(八)との会話です。
(見)「なぜ善福寺公園を選ばれたのですか?大きい公園と言えば井の頭公園などもあると思うのですが。」
(八)「脚本家の吉田紀子さんが善福寺公園のそばに住んでいるのです。」
吉田紀子さんは富良野塾出身で「末っ子長男姉三人」「Dr.コトー」や「優しい時間」も手がけられた繊細な表現が魅力的な脚本家さんです。
大塚寧々さん演ずる香里と、大森南朋さん演ずる耕平との出会いの場として使われた善福寺公園は、人も多すぎず、いかにも住宅地の中、普通に散歩に通るような公園、として選ばれたそうです。
ロケのときも、特に大掛かりに人の通行制限をすることもなく、自然な感じを生かして撮られているそうです。
私の小学校の先生がこの公園の近くだったので、クラスのみんなで遊びに来たことを思い出していました。
ドラマの中では、母親の家と香里の家がこの公園の近くと言うことになっています。
実家のほうは、いかにも善福寺に昔からありそうな古びた雰囲気の落ち着いた家。
そして香里の家は、新興住宅地に建つ小ぢんまりとしたかわいい家です。
この香里の家にも八木プロでゆーサーはこだわったとか。
杉並、世田谷あたりで、この年頃の夫婦がなんとかやっと持てるような5~6000万くらいの家を探した、と言うことです。
バブルの頃のトレンディドラマでは、マンションでも一戸建ての家でも「それは無理でしょう!」と言いたくなるような立派な家や、おしゃれなインテリアのマンションに住んでいたりしたものです。
八木プロデューサーはリアリティにこだわり、一見お洒落に見える雪枝の一人暮らしのマンションも、実際に独身女性に部屋の写真を撮らせてもらったりして、リアルに作ったそうです。
初回に見たときも、程よい乱雑さがいかにもありそうでとても自然でした。
ドラマは夢を見させるもの、とは言っても、あまり現実とかけ離れていると「そんなことありえない」とかえって醒めてしまうし、あまり現実的過ぎてもつまらない。
程よい現実感があってこそ、感情移入できるのです。
だから、公園で出会う大森南朋さんだってメチャクチャかっこいいわけではない。
でもそのくらいのほうが、実際にありそうで、自分にも起こりそう、と思わせてくれるものなのです。
(見)「雪枝や香里は、このあとどうなるのでしょうか?」
(八)「さぁ、どうなると思いますか?どうなったらおもしろいと思いますか?」
逆に質問されてしまいました。
雪枝(黒木瞳)は、前の恋人の悟志(伊原剛志)と結ばれるのか、それとも、電車の中で出会った痴漢?(宮迫博之)に惹かれていくのか(え!そんなのあり?)。
香里(大塚寧々)は、公園で母を助けてくれた耕平(大森南朋)の元に行くのか、
それとも素敵な旦那さま(山口馬木也)と、平凡だけれど幸せな家庭を守り続けていくのか…。
美人キャリアウーマンが、医者である元の彼と一緒になるのは絵になりすぎます。
でも一見さえないサラリーマン(痴漢だし)に惹かれていくのも不思議です。
さあ、どうなる?
香里だって、かっこいい旦那さまとかわいい子どもたちがいて、きれいな家に住んでいて、それでいいじゃない?と思ってしまうのにそうではないのかしら。
ハンサムと結ばれてメデタシメデタシではなく、その後には平凡な生活が待っていたのです。
そんなときに出会ったトキメキ。
さあ、どうなる?
第2話のタイトルにあったように「結婚だけが幸せではない」と言う言葉もポイント。
惹かれる人がいて、恋をして、だからと言って結婚したらそれで幸せな結末なのか。
それ以外に幸せな道はないのでしょうか。
八木プロデューサーは「勝ち負けはつけたくない」とおっしゃっていました。
みんなそれぞれの幸せがあって、それは結婚であったり、子育てであったり、仕事を続けることであったり、趣味に生きることであったり。
何が正しい、幸せだ、何が間違っている、不幸せだ、と決めつけたくないとのことでした。
これは、ドラマのことだけでなく、心に深く感じる言葉でした。
「勝敗をつけない」ドラマ、これからどうなるのか楽しみです。
さらに、いずれお母さんも恋をすることになりそうなのです。
こちらもドキドキです。
西田尚美さん(「ナビィの恋」以来ファンでした)も、なにか関わってきそうです。
いろいろな年代、いろいろな立場の女性が出てきて、みんな誰かに自分を重ね合わせて見てしまう。
こんなこと自分にもあるかもしれない、と夢見ることができる。
日曜9時からの「日曜劇場」は、みんなが夢を見ることのできる、家族みんなでお茶の間で見ることのできるドラマ、にしたいのだとおっしゃっていました。
ほかにも、たくさんの興味深いお話を伺いました。
主人公を姉妹という設定にしたのは、性格や暮らしや生き方の違いを強いコントラストで際立たせつつ、お互いに本音をぶつけられるような関係にしたかったから、と言うこと。
どちらが正しいとは決めつけずに、その対比、コントラストを鮮やかに出すのには、姉妹と言う設定がぴったりだと思われたからだそうです。
たしかに、姉妹でもなければ接点のないふたりです。
登場人物については、職業や経歴まで細かく設定すること(それまでの過去や経験があって、行動や言葉が生まれてくる)。
キャスティングについては、やっぱり好きな俳優さんがいて、その人を活かせるお話を考えてしまうこと。
など、本当にたくさんのお話を伺いました!
逆に私たちのほうも質問をされました。
「なぜこのドラマを見ようと思ったか?」「見続けるドラマは何で決めるのか?」など。
「前のクールではどんなドラマを見ていましたか?やっぱり『電車男』?」と言われたときには、みんな顔を見合わせて笑ってしまいました(肯定の笑い…)。
八木プロデューサーも、他局のドラマも見るそうです(特に第1回は)。
(見)「そう言えば、同じクールでは、各テレビ局のドラマで似たようなものが重なることが多いけれど、それはなぜでしょうか?相談しているのですか?」
(八)「それは偶然です。反対にもし最初からわかっていたら違うものを作ります。その時代に流行っているもの、好まれるものを追っていけば、同じようなものになることが多いのです。」
なるほど、そうなのですね~。
始まってからびっくり!などと言うことが、時々あるのでしょうね。
私からも、質問ではないのですが、思っていたことをひとつ言いました。
(私)「お母さんの誕生パーティーの場面で、お母さんがせっせと働いてご馳走をいっぱい作って『もう、誰の誕生日だと思っているのよ、座っていてよ』のようなところがあったのですが、うちの母もいつもまったく同じことをしていて、私たちも同じことを言っているのです。それがリアルでおもしろくて、よくわかっていらっしゃるな、と感心しました。」
(八)「それが女性の脚本家の細やかさです。男には作れない場面です。吉田紀子さんは、そういう点が素晴らしいです。」
男性の作家は、女性をきれいにきれいに描いてしまうのだそうです。
女性をリアルに自然にありそうに描けるのは、やっぱり女性の脚本家ならでは。
プロデューサーと脚本家の相性と言うものもやっぱりあって、伝えたいことや、思いが一致したときに、いいドラマができるのです。
もちろん、八木プロデューサーと吉田紀子さんの相性はバッチリだそうです♪
ドラマのこれからの展開について。
これは最初に清水さんからも伺ったとおり、まだ最後までできていないので、どうなるのか八木プロデューサーにもわからないのだそうです。
この登場人物たちが、何を考え、どのように行動していくのか…。
視聴者としては、あまり想像通りに進んでもおもしろくないし、全然思わぬ方向へ進んでも納得できないし。
ほどよく気持ちよく裏切られるようなエンディグがいいですね、とのこと。
これからのことは、このような見学会での意見も参考にして、ドラマに反映させていきたい、とおっしゃっていました。
もしかしたら、私がポロリとこぼした言葉のどれかによっても、お話の行く先が変わっていくかもしれない?
八木プロデューサーとのお話は、次第にみんなの堅さも取れていって、とても盛り上がって終わりました。
時間にしてどれくらいだったのでしょうか?
1時間だったのでしょうか。
わくわくするようなお話をたくさん伺えました。
ドラマの感想を求められて答えたとき「伝えたいことが伝わっている、と感じられるのがとても嬉しい。直接言葉を聞けるこのような場を作ってよかった。」とおっしゃってくださったことがとても印象的で、私もとても嬉しかったのです。
どうもありがとうございました。
その9へ続く…(どこまで続くのだろう)]]>
「恋の時間」撮影見学レポート その9
http://totobebe.exblog.jp/3730834/
2005-11-02T00:50:00+09:00
2005-11-07T09:45:51+09:00
2005-11-06T01:03:16+09:00
totobebe
番外編「恋の時間」
でも、ほんとはもっと伺いたいこともあったような。
硬くなって何も言えなかった時間がもったいなかったような。
心残りがあるような…。
それでも、たくさんたくさんの貴重なお話を伺ったのでした。
今日のこの時間にみんなが話したことが八木プロデューサーの心に残って、何か形になっていくのなら素晴らしいな。
時計を見ると、もう終了予定時間の9時を過ぎていました。
いつの間にか、5時間もここにいたのです。
全員で最初に配られたアンケート用紙に記入をしました。
「今日の感想」?…思うことがいっぱいで、書くのに時間がかかってしまいました。
そして、遠い方がひとり先に帰られ、もう少しいられそうな残りの5人は、伊原剛志さんのシーンの見学をできることになりました!
雪枝ひとりのシーンをモニターで見ながら待ちました。
さっきとは服装が違っています。
別の日のシーンのようでした。
これはあのシーンのあとかしら、それともまったく関係のない場面なのかしら、とパズルを組み合わせるように見て、正解をテレビで確かめるのも楽しみです。
やがて準備が整って、またあの同じスタジオへ。
…と思ったら、スタジオの入り口から中を覗いた竹内さんが、「こちらから回っていきましょう」と違う入り口を案内してくださったのでした。
通っていったのは、ますます天井の高い広い倉庫のようなところ。
「外の匂いがする」と、誰かが言いました。
「そうなんです。ここは外につながっているのですよ」と、説明をされました。
どうりで、空気がひんやりとした夜の匂いです。
奥のほうには、外の暗さが見えました。
大きな資材を直接運び入れられるようになっているのでしょうか。
それにしては、ここは3階。どうなっているのかな?
きょろきょろしながら、倉庫の中を歩いていきました。
ばらばらになったセットや、備品が並んでいます。
裏のベニヤには、番組名が書かれていました。
いつかまた出番が来て組み立てられるときまで、ここで待っているのです。
見覚えがあるものが!と思ったら、すっかりおなじみになった「鳥しん」のセットの一部でした。
もうすっかり解体されて、ここに運ばれてきていたのでした。
と言うことは、今、スタジオの中にあるのは…?
裏から回り込んで入ったスタジオは、さっきまでの明るさとは一転、暗くて静かな雰囲気でした。
そこに浮かび上がる、伊原剛志さん演ずる悟志の部屋。
灯りと言えば、セットの室内の中のスタンドと、セットの外の低い位置から照らす照明くらい。
スタジオの天井からの光はすっかり消されていました。
夜のシーンなのです。
だから、余計な光が入らないように、周りも暗くしているのです。
(↑クリックすると少し大きくなります)
倉庫のほうから回りこんだ理由がわかりました。
さっきまで私たちが通ってきた道は、悟志の部屋に通じる廊下になっていたのです。
(正確には廊下のそば、かな)
こんな大勢の女性がぞろぞろと、おうちに上がっていくわけにはいきませんものね。
部屋につながった廊下、その廊下の反対側にはもうひとつ部屋がありました。
ここも悟志の部屋だそうです。
と言うことは、ひとつの部屋を二つに分けて、別のアングルから撮影するときに使うのかな?
次回の放送を見たらわかるでしょうか。
その10へ続く…]]>
「恋の時間」撮影見学レポート その10
http://totobebe.exblog.jp/3731235/
2005-11-01T23:05:00+09:00
2005-11-07T09:45:19+09:00
2005-11-06T02:36:24+09:00
totobebe
番外編「恋の時間」
きゃー、素敵です!
足が長い~。とてもかっこいいです。
もっと近くで見たいけれど、静かな夜のシーンの雰囲気をこわしそうで動けない…。
これは、雪枝と悟志の電話のシーンでした。
ドラマの中でよくあるでしょう?
片方だけ映っていて、片方は電話の声だけで、時々それが切り替わって。
普通は、片方の声を先に録音してしまって、もう片方はそれを聞きながら電話の演技をするそうです。
だから最初に話すほうは、ひとりで相手の返事もなしに話すわけで、それはとてもむずかしいことだと思います。
ところが今回は、実際にふたりは電話で話して、ふたりの声も映像も同時に収録するのだそうです。
これはとても珍しいこと、とのことでした。
私たちは、悟志のセットのほうを見ていました。
間接照明で照らされた自室のベッドに座り、悟志が雪枝と電話で話します。
同じスタジオの中にある、ちょっと離れたオフィスのセットから雪枝の声がかすかに聞こえました。
悟志には、実際に電話の中から雪枝の声が聞こえているのです。
本当に電話をするように会話をして、それを撮影しているのでした。
一人暮らしのお部屋をこっそり覗いているような、ちょっと後ろめたいような感じ。
でもロマンチックで素敵なムードにみんなうっとり。
最初に見た「鳥しん」のときより、スタッフの数が少ないようでした。
静かなシーンやラブシーン、緊迫したシーンのときには、雰囲気作りのため、また俳優さんを気遣って、最小限の数のスタッフで撮影を進めるということでした。
手順どおりのドライ、カメリハ、ランスルー。
見ているうちに、私も台詞を覚えてしまいました。
あ、伊原さんが間違えた!「そこ、○○です」と直しが入ります。
クールな悟志のNGシーンを見てしまって、ちょっと得した気分(ごめんなさい!)。
はにかんだ顔がかわいかったです。
でも気持ちを切り替えてクールな表情に戻り、次は見事に会話がつながりました。
台詞を少しだけ聞いて、よけいに今後の展開が楽しみに!
テレビではどんなかんじに映っているのかな。
素敵な伊原さんを見て、ふわふわとはしゃいだ気持ちでスタジオを出ました。
長い時間、一緒に過ごしていた見学仲間たちとは仲よくなってきました。
ブログの話からココの話になり、隣の席の方もオカメインコを飼っていたことがあるとかで、オカメのかわいさについて話したりもしました。
あぁ、楽しかったね!
記者室に戻り、時計を見ると、もう10時近いのでした。
すっかり遅くなってしまいました。
記者室に貼ってあるバスの時刻表を見ると、もうあまり本数もありません。
次のバスは10時20分です。
比較的家が近い私を残し、もっと遠くから電車で来られているほかの4人の方は、タクシーを呼んで帰られることになりました。
最初からずっとお世話になっていた竹内さん、廣野さんに送られて、みんなはエレベーターへ。
私はひとり残された記者室で、置いてあった台本をちょっとめくってみたり(ドキドキ!)、また自動販売機で買ってきた飲み物をゆっくり飲んだりしていました。
4人の方を見送って帰って来られた竹内さん、廣野さん、清水さんと少しお話しをしました。
今夜、まだこれからも撮影は続くそうです。
「時間がよかったら、見学してもいいですけれど…」と言われ、「大丈夫です!」と言いたいところでしたが、やはりそれは遠慮することに。
スタジオでの撮影は一応12時まで、と言うことになっているそうです。
「そんな時間になって、それから帰られるのですか!」と聞くと、竹内さんは「このあと、今日の写真をチェックして整理して、みなさんにメールを書いて…」とおっしゃってました。
「大変ですねぇ」(若い女性なのにそんな遅くまで!)と言うと、「仕事ですから」と笑っていらっしゃいました。
「みなさんが料理をしたり掃除をしたり、家事をするのと同じことですよ」と清水さんもおっしゃいました。
う~ん、まぁ、そう言えばそうか。
でも遅くまでこんなところで…ほんとにお疲れさまです。
スタッフも、今スタジオにいるたくさんの俳優さんたちも、深夜までお疲れさまです。
その11に続く…]]>
「恋の時間」撮影見学レポート その11
http://totobebe.exblog.jp/3731442/
2005-11-01T02:40:00+09:00
2005-11-07T09:44:47+09:00
2005-11-06T04:40:51+09:00
totobebe
番外編「恋の時間」
あっという間の楽しい6時間でした。
もうこの部屋に来ることはないのかな、と思いながら記者室をあとにしました。
エレベーターに乗り、暗いロビーを通って、玄関へ。
そこで竹内さんに見送られました。
長い時間ずっとずっと、本当にお世話になりました。
外はほんのりもやがかかっていました。
スタジオの中にいる間にまた雨が降ったのか、道も木もしっとりとぬれています。
来たときはみんなで通った道を、ひとりで歩いて出て行きます。
ドラマの余韻に浸りながら、颯爽と歩いているつもりだったのに…迷ってしまった。
駐車場の中に入り込んでしまってスタジオの敷地から出られなくなっちゃった。
急がないとバスが来てしまう!
外に出る道を探していると、植え込みの向こうに走っていく廣野さんが見えました。
あー、声をかけて道を聞けばよかった。
結局、誰も見ていないのをいいことに、スカート姿で植え込みをまたぎ、草をかきわけ、やっと外に出られたのでした。
最後までマヌケな私です。
スタジオの門を出て、横断歩道を渡ったところで走ってくる廣野さんと出会いました。
「あっ、すれ違っちゃったんですね!お疲れさまでした!」と爽やかに言って、また走ってスタジオに帰られました。
もしかして、私を見送るために追いかけてきてくださったのかな。
迷ってしまって、余計に走らせてしまってごめんなさい。
ほんとに優しいみなさまでした。
お世話になった竹内さん、廣野さん、清水さん、井上さん、他のスタッフの方々、どうもありがとうございました。
家に帰り着き、居眠りしていた夫を起こし、今日の話をしました。
「胸に何かついているよ」と言われて見てみると、見学者用のステッカーが貼ったままになっていたのでした。
丁寧にはがして、いただいたマガジンや腕章と並べて眺めました。
とっても楽しいエキサイティングな一日だった!
ドラマの内容に興味があったのは確かなのですが、ひとつのドラマが作られていく過程を間近で見て、それにとても惹かれてしまいました。
物語を考える人がいて、本を書く人がいて、演じる人がいて、陰で支える多くのスタッフがいて。
リアリティにこだわったセットの細やかさや、演技を見守っているスタッフの真剣な表情は忘れることができません。
あんなにたくさん(100~150人!)の人が関わって、大切に作っていたのです。
気軽にチャンネルを回して何気なく見流しているドラマのひとつひとつがこうして作られているなんて。
これから、テレビの見方が変わりそうです。
そして気になる、これからのお話の展開。
あの美しい姉妹と母の恋はどうなっていくのかしら。
何を思い、どのように行動していくのかしら。
はらはらさせてほしい…けれど安心するような結末も見たい。
そして夢も見させてほしいのです。
テレビを見た余韻そのままにはずみで応募して、幸いにも選ばれて、今まで知らなかった世界を覗いて、たくさんの夢を見て、そして考えさせられもした今回の体験でした。
こんな機会がやってくるなんて思ってもみませんでした。
これからもこのような見学会はあるそうです。
「恋の時間」公式サイト
ブログやHPをお持ちの方、ドラマに興味がおありの方、応募してみませんか?
何かが作られていくことってとっても素敵です。
一緒に楽しい夢を見ましょう♪
長い長いレポートになってしまいました。
最後まで読んでくださってありがとうございました。]]>
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