卵を1個産んでから、憑きものが落ちたように、まったりと落ち着いたココです。
産卵前にはこんなにおとなしくひざに乗っていなかったのに、今は何時間でも…。
そして、春の衣装に衣替えの最中のココが羽を繕うと、
私のひざの上は白い粉でいっぱいになるのです。
床にも粉や羽毛がふわふわと舞ってます。
先日1個だけ咲いていた沈丁花が、今日見たらずいぶん咲き進んでいました。
もう顔を近づけなくても、うっとりとした香りはあたりいっぱいに漂っています。
今日は寒いけれど、庭は少しずつ春の気配で埋められていきます。
薔薇やブルーベリーの芽もふくらんできました。
この1月から、ココはいつものヒゲ先生のお世話になっています。
元はと言えばおデブ(120g以上)と多飲多尿が気になって診察を受けたのですが
血液検査をしてみたら、肝機能障害、高脂血症と、高コレステロールと、
乙女にあるまじき検査結果が出てしまったのです。
それから1ヶ月あまり薬を飲み続け、今日はまた血液検査をしていただくことに。
採血、そして検査中には私は診察室から出なくてはいけません。
「それではお預かりします」と、先生は握りしめたココの頭を
くりくりとなで回しながらおっしゃいました。
嬉しそうなココを先生にお預けし、「お願いします」と、待合室へと出ました。
今日の待合室にはなぜかオカメちゃんがいっぱい。
こんなハンサムくんたちもいて、歌やおしゃべりをたくさん聞かせてくれました。
かわいいおとなしい女の子のオカメちゃんもいました。
飼い主はオカメ話に花を咲かせ、結果が出るまでの30分もあっという間でした。
やがて再び名前を呼ばれて診察室に。
診察台の上のココをはさんで先生と向かい合い、検査結果を伺いました。
総合的に、数値はどれもとってもよくなっていました♪
まだ標準値をオーバーしているものもありますが、薬の効果は表れているようです。
ただ、前はOKだったカルシウムの値が落ちていました。
「卵産んじゃったからね~」と先生。
そうか…。
たった1個の卵でも、こんなに数値に表れるほどカルシウムが減ってしまうのね。
産前産後は気をつけてやらなければいけませんね。
がんばってお薬を飲んだ甲斐があったというものの、もう少し投薬は続けたほうがいいそうで、今度は2週間分のお薬をいただきました。
カルシウムも配合されているそうです。
よかった、よかった。
待合室のオカメちゃんたち、飼い主さんたちに挨拶をして、病院を出ました。
すっかり暗く寒くなった道を急いで帰ってきました。
バスを降りると、ひんやりした空気の中に沈丁花の香りを感じました。
もう街中、春に向かっているのですね。
2週間後にヒゲ先生の所に行くときには、どんな花が咲いているかな。
ずっとお薬を頑張って飲んだココ、先生にほめられて頭もなでられてよかったね!